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千葉・手賀沼サイクリングロードは自転車天国だ!

千葉・手賀沼サイクリングロードは自転車天国だ!

コース概要

千葉県を代表するライドコースといえば、「テ・ガ・ヌ・マ」、そう手賀沼。ゆったりとした道幅の広いサイクリングロードが整備されているので走りやすく、なにより見晴らしのよい景色を眺めながらのサイクリングは最高!
コースもフラットで、途中には道の駅もあったりと、ビギナーライダーにとっては自転車の楽しさを存分に味わえるうってつけのコースなのである。

走行距離 約16Km 所要時間 約1時間半
お手軽度
5
地域 千葉県北部
天気 晴れ 気温 32度

装備

FELT社のロードバイクでライド。強度もありながら、軽さを追求したFELTのバイクは、操作性にも優れているので初めてのロードバイクとしても乗りやすい。

コースおすすめスポット

コース案内

東西に細長い手賀沼のちょうど中程にかかる手賀大橋。その橋の南側にある道の駅「しょうなん」を今回のスタート地点とした。
道の駅から手賀沼サイクリングロードへ入り、沼の南岸を東へ向けて走る。サイクリングロードは、自転車と歩行者専用で車の通行がなく、信号で足止めされることもなく安心して走ることができる。さらにところどころに屋根付きのベンチがある休憩ポイントや、沼を一望できる展望デッキも設けられている。
南岸を東端の手賀曙橋まで走り折り返して、再び道の駅「しょうなん」に立ち寄り休憩。今度は、手賀大橋を渡り沼の北側へ向かう。目指すはゴールのJR常磐線の北柏駅だが、途中で小説家・志賀直哉がかつて住んだ邸宅跡に立ち寄ってみた。
全長16Kmほどをゆったり走る今回のライド、思い立ったその日に走りに行くにもちょうどいいコースではないだろうか。

ライドの拠点は道の駅「しょうなん」で決まり!

オススメ度 5

スタートは道の駅「しょうなん」。農産物の直売所では地元で採れた野菜や果物などが売っている。レストランもあるので、ここでランチをするのもいいかもしれない。また、手賀沼にはこの道の駅を含めて5ヶ所のレンタサイクルステーションがある。うれしいのは、その5ヶ所ならばどこで借りて、どこで返却してもいいところ。自慢の愛車にまだ出会っていないという人や、たまたま手賀沼周辺にいて時間がたっぷりあるという人は、ぜひレンタサイクルで手賀沼ライドを楽しいで欲しい。
レンタサイクルの営業時間は9:00から17:00まで(10月、11月、3月は16:00まで)、営業期間は3月下旬から11月末まで。1日利用で料金は大人300円、子供(小学生以下)100円となっている。

手賀沼ライド、いよいよ出発!

オススメ度 5

道の駅をあとにして、手賀沼サイクリングロードを行く。
目の前に広がる手賀沼には、沼の一生としてはなかなか複雑な経歴がある。かつての手賀沼は、1950年代まではうなぎが獲れるほどに水は澄み、底が見えるほど透き通り夏には子供たちが泳ぐほどだったという。ところが高度成長による産業の発展と宅地化により徐々に水質は悪化し、1974年に水質汚染はワーストワンにまで転落。その後、2001年にいたるまでその不名誉な地位に居続けることに。
ところが、「それじゃいかん!」と立ち上がった県が打ち立てた水質保全計画と周辺住民や産業界の協力により徐々に水質は改善、見事ワーストワンの汚名を返上している。
現在では、10数年前までワーストワンを突っ走っていたのが信じられないほどに環境は改善。岸辺にはよしの原が広がり、水の上を吹き抜ける風はよしを涼やかに揺らし、野鳥がその羽根を休める居心地のいい沼となっている。

レーンが別で走りやすい

オススメ度 5

サイクリングロードは道幅が広く、「自転車道」と「歩行者 ランナー優先」のレーンに分かれているので、歩行者に気兼ねすることなく思い切り走ることができる(とはいえ、無謀な運転はやめましょう!)。

休憩? おならチェック? いえいえ、サドルの調整です!

オススメ度 5

コースの途中には、ベンチのある屋根付きの休憩所や東屋があり、いつでも休憩ができる。ただし、自販機などはないので、道の駅などで水分やおやつなどはちゃんと確保しておくことをオススメする。
さて、ここである疑問が湧いてきた。「沼」と「湖」って何が違うのか?
ということで調べてみると、沼と湖はその深さで分けるというのが一般的なようで、水深5mを境に、最も深い部分がそれ以下のものを「沼」、それ以上を「湖」と呼ぶようだ。また、水深とも関係するが、水深が浅く水草が水面に広く分布するものを「沼」と呼ぶそうだ。
また、人工的に作られたものは「池」と呼ばれるということだが、国土地理院のサイトによると必ずしもその限りではないようで、「ダムによってできた池でも『○○湖』と呼ぶように、関係なくかっこいい名前がつけられることがほとんどです」とある。
つまり“かっこいい”かどうかが基準の命名がまかり通るってことだ。調べてみると、意外にゆるめのインフラジャパンの一面が見えてきたのであった。

「どこで撮ったの?」と言わせる1枚が撮れる!

オススメ度 5

手賀沼はなんといっても、そのロケーションの良さから、どこを切り取っても絵になるのだ。気の合う仲間と走りに行ったなら、手賀沼をバックにした記念撮影もいいが、長い直線を活かしてローアングルから狙ってみたり、沼とは反対側に広がる田んぼまで降りて行って、その向こうに見える土手を走る姿を撮ってもらったり。想像力を働かせて、ぜひ自慢の1枚を残していただきたい!

おじさんの 心も晴れる 蓮の花

オススメ度 5

盛夏の頃には、沼の広い範囲で蓮が群生する。朝早い時間から午前中にかけては、大きく咲いた蓮の花に出会うこともできる。
普段、花なんて見向きもしないおじさんふたりも、群生する蓮の中に淡いピンクの花を見つけて思わずうれしい気持ちに。

FELTのロードバイクは、軽やかに僕らを乗せて……

オススメ度 5

今回、手賀沼ライドはFELT社のロードバイクで走った。どちらもフレームに軽量で強度に優れた素材である7005アルミニウムを使っている。ちなみに、価格は白いフレームのF75が158,000円(税抜)、マッドブラックのF85が124,000円(税抜)となっている。

志賀直哉の名作を生んだ手賀沼

オススメ度 5

サイクリングロードを堪能したあとは、小説家志賀直哉が住んだ邸宅跡へ向かった。かつて手賀沼周辺は自然豊かで、数多くの文化人たちが好んで住んでいた。志賀直哉もそのひとりで、この地で代表作の「城の崎にて」「和解」、さらに「暗夜行路」の前編も書き上げた。
志賀直哉とともに文学雑誌「白樺」で活躍した武者小路実篤らもやはり手賀沼付近に住んでいた。
軒先で木々を抜ける風を受けて涼んでいると、ふと文学的な気持ちにもなりそうなものだが、考えていたのは「なに食べよっかな〜」程度のことであったふたりである。

JR常磐線北柏駅でゴール!

オススメ度 5

手賀沼の西北にあるJR常磐線北柏駅へ到着して、今回の手賀沼ライドもゴールを迎えた。沼から駅までもせいぜい10分ほど。駅でひと休みして、「この後、どうする?」「手賀沼、もう1周行っとく?」的な会話を交わしつつ、ライドを振り返る時間が楽しい。

あとがき

整備されたサイクリングロード、沼を取り巻く美しい景観。千葉県のサイクリストにとっては、もはや説明も不要な手賀沼だが、県外から車や電車で訪れる価値のあるライドとなることは間違いない。

フォトギャラリー

このコースガイドを書いた人

編集部T