コースナビ

「目指せ、オギノパン!」で三湖周遊(相模湖・津久井湖・宮ヶ瀬湖)ライドに行ってきた

「目指せ、オギノパン!」で三湖周遊(相模湖・津久井湖・宮ヶ瀬湖)ライドに行ってきた

コース概要

東京近郊のサイクリストから熱烈な支持を得ているパン屋さんがある。丹沢山系の麓にある「オギノパン」だ。都内から走ると、ちょうど走りごたえもあり、疲れた体にここの名物である丹沢あんぱんや、昔懐かしいあげぱんの素朴で優しい甘さがたまらないのである。ということで、都内からオギノパンを目指していざ出発……というのもアリだが、今回はオギノパンを挟んで南にある宮ヶ瀬湖、北にある津久井湖、その西にある相模湖という神奈川の3つの湖を巡ることにした。今回は相模湖スタートのオギノパン詣ということで、いってきまーす!

走行距離 55㎞ 所要時間 約3時間
お手軽度
4
地域
天気 曇りのち晴れ 気温 25℃

コースおすすめスポット

コース案内

スタートは相模湖。まずは国道412号線を津久井湖方面へ下り、津久井湖のレイクサイドをさらりとかすめ、県道513号線に接続し、宮ヶ瀬湖の北岸へ到着。宮ヶ瀬湖の湖畔を西へと抜けてしばらく行くとオギノパンがあるのでひと休み。再び国道412号線を今度は北上し、県道513号線を先ほどとは逆方向の津久井湖方面へと抜けて津久井湖へ。

スワンボートにゲームセンター。湖畔に広がる懐かしワンダーランド、それが相模湖

オススメ度 5

湖面に浮かぶスワンボートや、スワンの遊覧船、ボート乗り場に併設されたゲームセンター、射的場、売店には「かき氷」の旗、どこを切り取っても昭和レトロな味わいがたっぷりな相模湖畔。1947年に相模ダムの完成とともに誕生した相模湖は、戦後初の人工湖であり、高度成長期には都内近郊のレジャースポットとしての賑わいを見せた。その名残が、いまも色濃く残るわけで、言うなれば“昭和テーマパーク”といったところ。
もちろん、今だって現役バリバリのレジャースポットで、ゲームセンターのエアホッケーはやれば大盛り上がりだし、女の子とスワンボートに乗ればそりゃ楽しいし、名物のわかさぎの天ぷらだって美味いのである。
今回は、ここをスタート地点としているため、後ろ髪を引かれながら、その雰囲気だけ味わって湖を後にした。

相模湖を回っていると、謎のブクブクを発見! 何だありゃ!?

オススメ度 4

相模湖大橋を渡り、しばらく国道412号線で湖畔を走っていると、相模湖の湖面にブクブクと湧き水が湧いてできるような盛り上がりを発見。その量が半端ではない。写真では分かりづらいが、湖面の白い部分が直径7〜8mにわたりブクブクと盛り上がっているのだ! どちらも知ったかぶりのカメラマンと私、「相当湧いてますね、あれ」「うん、すごい量だね、相模湖は。さすが神奈川の水がめだね」とやり過ごす。
後々調べてみたところ、夏場に大量発生して水質を悪化させるアオコを防ぐために、水中から空気を送り出す水質浄化装置を湖に設置していて、その泡が湖面を盛り上げているとのこと。水、湧いてねえっす。知ったかぶりにご用心めされ。

消防士さんの訓練にヘルメットのまま脱帽する!

オススメ度 4

相模湖から津久井湖方面へ向かう途中、道路脇に櫓が2棟、その間にワイヤーが張られており、オレンジのつなぎを着た消防隊員の方々が、訓練をしている場面に遭遇! 櫓と櫓の間にピンと張られた20mはあろうかというワイヤー、高さもゆうに10m以上はある。そのワイヤーを体を下にして腕と足だけを使ってスルスルスルーッと猿飛佐助、いやハットリくん、はたまた忍たま乱太郎(なんでもいい)のような素早さで、一息で渡ってしまうではないか。まあ、かっこいい! こうした日々の訓練がいざというときに市民を救ってくれるのである。そのストイックな姿勢にヘルメトを被ったままだが脱帽なのである。以上、相模原市消防局の皆様の訓練現場でした!

いつかは行きたい山中湖、通るルートは道志みち

オススメ度 4

宮ヶ瀬湖へ向かう途中の道路標識。相模原市から山梨県富士吉田市へ抜ける国道413号線は通称道志みちと呼ばれる。山梨県南都留郡道志村を通ることからそう呼ばれるのだが、自然も深く険しいことで有名な道である。今回は宮ヶ瀬湖へ行くって決めたからいかないだけで、本当はちょいちょいっと山中湖まで走りたいところなんだけど、まあ許そう(誰を?)。ということで、いつかくるくるサイクルのコースナビで道志みちライドをお送りする(はず!)。

宮ヶ瀬湖に到着! 新しい人工湖って、なんだかすごい

オススメ度 4

県道513号線のゆるくも長い坂を登りきると宮ヶ瀬湖の北岸へ出る。すぐ近くにお土産や食堂もある鳥居原ふれあいの館がある。小休止のために立ち寄って、クエン酸がたっぷり(にちがいない)自家製のうめジュースをゴクリ。うまい!
宮ヶ瀬湖は鳥居原ふれあいの館のある場所からは、かなり標高差があるので斜面や階段で下るのだが、その途中の遊歩道は整備され、花は咲き誇り、見渡せば湖面を一望できるとあって、まあ気持ちがいい。おじさんもちょっと若返るんじゃないかってほどだ。

「オギノパン」、そりゃ人気なわけだ!

オススメ度 4

宮ヶ瀬湖の北側を巡れば、オギノパンまではすぐ。駐車場も広く、バイクラックも整備されている。オギノパンは給食のパンも作っており、その数なんと200校以上で、神奈川県内のみならず東京の八王子市、日野市、調布市へも配達している。オギノパンで育った人もいるかもしれない。
そんなこともあり、オギノパンで人気のパンはどこか懐かしい感じがするのだ。なかでもパンの周りにお砂糖がたっぷりついたあげぱんは大人気で、神奈川フードバトルでも金賞を受賞するほど。オギノパンの代名詞でもある丹沢あんぱんも外せない。職人さんがひとつひとつ手包みしたころんと丸いあんぱんは、皮の厚みがなく、あんがたっぷりと入っている。あんの種類は定番のこしあん、つぶあん以外にも全部で10種類。どれも、優しい甘さで、ちょうど自転車で疲れた体に、心地よく吸収される感じがする。
お店で買ったパンは、敷地内にある東屋で食べることができるのもうれしい。しかも、そこにあるのは小学校で使っていたようなイスという、細かいけれども気の効いたこだわりよう。
休憩スポットであり、サイクリング中の補給として最適な甘さのパンがあり、心安らぐ懐かしさがある。多くのサイクリストが導かれるようにオギノパンまで来る理由がわかった気がする。

静かな湖畔の津久井湖で、寝落ち

オススメ度 4

オギノパンでたっぷり充電した後は、津久井湖まではほぼ平坦。津久井湖では、売店などがある県立津久井湖城山公園へ向かう前に津久井湖の中央にかかる三井大橋に立ち寄る。両サイドには湖面が広がり、その周りを山々が囲む静かなスポット。ちょうど太陽も顔を出し、日向ぼっこをしながらベンチで昼寝が最高に気持ち良いのだ。しばし惰眠を貪った後は、津久井湖城山公園へ。津久井観光センターの建物の裏手にあった小山の見晴らしがよく、最後の決めポーズ!

あとがき

神奈川3湖を巡った今回のライド。国道沿いは交通量が多いものの、湖と湖をつなぐことで、休憩スポットとしては最高のロケーションが広がっていて気分がいい。そして、オギノパン。まずこの立地がサイクリストの目的地候補としては最適なのだ。ロングライドに慣れてきたら、都内からでもちょっと頑張ればそこに甘いご褒美があり、丹沢山系の麓とあって自然を感じることもできる。なにより、立ち寄り場所としての包容力がある。パンも美味しく、スタッフの方々もとても気持ちのよい笑顔でサイクリストを迎えてくれる。
ただ、オギノパンだけを目的としてしまうのは、ちともったいない。ぜひ、周辺の神奈川3湖も一緒に回って、水辺の憩いもおいしく味わっていただきたい!

フォトギャラリー

このコースガイドを書いた人

編集部S
くるくるメディア編集部デスクです。あちこち走り回るぞ!