コラム

[ひとり旅研究家のサイクルツーリズム通信]ニュージーランドは「サイクルツーリズム」先進国!<前半>

ニュージーランドは「サイクルツーリズム」先進国!<前半>

こんにちは、「ひとり旅研究家」の秋山友志(あきやまともゆき)です!
前回は「着地型自転車旅行」について触れましたが、今回から海外での「サイクルツーリズム」事例をご紹介したいと思います。まずは、今回と次回の2回でニュージーランドの事例をご紹介します。

人より“羊”の数の方が多いことやラグビー強豪国として知られているニュージーランドですが、その大自然を活かしたアクティビティやアウトドア産業や観光にとても力を入れている国です。自転車政策に関しても、もちろん力を入れています。

その中で、2009年から始まった国家プロジェクトとして、国内全長約2,500kmに及ぶサイクルトレイル「The New Zealand Cycle Trail‘Nga Haerenga’」の整備を行っています。このサイクルトレイルは、全23コース(北島10コース、南島13コース)で、それぞれ個性的なテーマ設定や難易度設定がされているとても魅力的なコース。詳しくは下記の公式Webサイト(イメージ動画もある)をぜひご覧ください。

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ニュージーランドのサイクルトレイルは、大自然を活かしたコースが特徴で、それぞれ各コースにはテーマがあり、どれも個性的!(「Hawke’s Bay Trails」での1枚)

» ニュージーランドのサイクルトレイル公式Webサイト「The New Zealand Cycle Trail」
» 「The New Zealand Cycle Trail」のイメージ動画(「YouTube」より)

ワイナリーを巡るサイクルトレイル「Hawke’s Bay Trails」でワインと美食を堪能!

私も2011年と2015年にニュージーランドを訪れた際、このサイクルトレイルを自転車で走っています。今回はそのうちの北島の「Hawke’s Bay Trails」(全長約200km)をご紹介します。

まず、北島のHawke’s Bayという地域は、晴天率が高いこともあり盛んにワイン用ぶどうが栽培され、世界的に評価の高いワインを造り出しているワイナリーも多くあります。そのため、「Hawke’s Bay Trails」では、ワイナリーを巡って、サイクリングを楽しむのが醍醐味です。ワイナリーでは、ワインのテイスティングはもちろん、ワイナリーに併設されているカフェやレストランで休憩・食事をとることもできます(中にはロッジなどの宿泊施設を併設しているワイナリーも!)。

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「Hawke’s Bay Trails」の多くはワイン用ぶどう畑や果樹園、川や海を眺めるpathway(歩行者と自転車専用道路)で、冬でも晴れると気持ちの良いコースとなる(「Hawke’s Bay Trails」での1枚)
» 「Hawke’s Bay Trails」のイメージ動画(「YouTube」より)

「えっ、ワインを飲んで自転車を乗ったら飲酒運転になるし危険では?」という方もいると思いますが、「Hawke’s Bay Trails」の多くが、自動車道路と分離された自転車と歩行者用の専用道路になっていて、またワインをたくさん飲んでしまったら、レンタサイクル業者によって、自転車と自転車を借りた人の車によるピックアップサービス(私も利用しちゃいました(笑))もありますので、ご安心を!

ワイナリーを巡って、ワイン畑のぶどうを眺めて、舌とお腹も満足できるこんなサイクリングは、ワイン好き・美食家のサイクリストにとっては、まさに天国!(笑)

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「Hawke’s Bay」は、世界的に評価の高いワインをつくりだしているワイナリーがたくさんあり、ワインのテイスティング以外にもレストランなども併設されいる(ワイナリー「Elephant Hill」)

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サイクリング中は、ワイナリーでのテイスティングはほどほどに、、、(ワイナリー「Craggy Range」)

みなさんもニュージーランドに旅行をする機会がありましたら、ぜひ北島のHawke’s Bayを訪れ、「Hawke’s Bay Trails」をサイクリングしてみてください。

次回は、ニュージーランドのサイクルトレイルの後半として、ニュージーランド最大の都市・オークランドの「サイクルツーリズム」事例をご紹介したいと思います。
(文・写真提供:秋山友志)

前回までのサイクルツーリズム通信
旅先で自転車に乗り観光をする「着地型自転車旅行」
サイクルツーリズムってなんだろう?

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秋山 友志(あきやま ともゆき)1978年、横浜市生まれ。学生時代に、自転車での日本一周やアメリカ西部国立公園巡りなど、国内外の「ひとり旅」を経験。大学卒業後、NPO職員、高校講師、旅行会社(H.I.S.など)の営業を経たあと、ニュージーランドに3か月間留学。
2012年に着地型観光や旅行関連セミナーの企画を行う「自分と出会う旅工房」を開業し、「ひとり旅研究家」としての活動や大学や専門学校などの講師も行う。現在、横浜商科大学 商学部観光マネジメント学科 特任講師、川村学園女子大学 非常勤講師、駿台トラベル&ホテル専門学校 非常勤講師。
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