コラム

[おすすめスポット情報]自転車で行くならココ! 『東京日の出研究所』presents「都内の初日の出」スポット

自転車で行くならココ! 『東京日の出研究所』presents「都内の初日の出」スポット

一年の計は元旦にあるわけですが、みなさんはどんな“初日”を迎えますか?
元日のまだ薄暗い早朝に、キリッと澄み渡った空気のなか自転車に乗って初日の出を拝みに行くなんていうのも、サイクリスト(自称も含め!)の元旦としてはアリかもしれません。

そこで今回は、都内と東京近郊の日の出を自らの足で稼いでまとめたサイト『東京日の出研究所』の管理者で、日の出研究家のヤマグチケンスケさんにご協力いただき、自転車乗りにうれしい15の初日の出スポットをご紹介します。

自転車で行くならココ! 『東京日の出研究所』presents「都内の初日の出」スポットヤマグチさんオススメの「羽田平和の大鳥居」から見る初日の出
写真提供:東京日の出研究所

東京日の出研究所URL:http://heezl.cocolog-nifty.com/

とはいえ、ただ紹介したのでは芸がないので、今回はヤマグチさんご推薦の原宿・表参道から見える日の出を12月中旬にヤマグチさんと一緒に見に行きました。ということで、まずは初日の出ライドの予行練習の様子からどうぞ!

12月某日、この日の東京の日の出時刻は6時45分。早朝、自宅を出てヤマグチさんとの待ち合わせ場所である原宿駅を目指す。
井の頭通りから代々木公園へと続く坂道。時刻は午前5時50分。空はまだ暗い

自転車で行くならココ! 『東京日の出研究所』presents「都内の初日の出」スポット

初めて会うヤマグチさんとの待ち合わせも、早朝の原宿駅前は人もおらず、すんなりと会うことができた。

自転車で行くならココ! 『東京日の出研究所』presents「都内の初日の出」スポット
日の出研究家のヤマグチケンスケさん。元旦は初詣の参拝者でごった返すであろう原宿駅前にて

今回、日の出を見る場所は、JR原宿駅の表参道口の前にある神宮橋交差点。原宿駅から明治通りへ向かう、表参道の坂の上である。なぜ、この場所なのか。

「ここから真っ直ぐ青山通りまで表参道が続いていますが、ここからだと表参道の延長線上に日の出が見えます。といっても、太陽が出る位置は日によって少しずつズレてきます。つまり、原宿の表参道は明治神宮から初日の出を拝むために作られたというわけです」

なんと、それはめでたい! しかも、この日は空に雲ひとつない快晴である。

「日の出を見るためには、当然、天気は重要です。天気予報で晴れでも、空に雲があったり、頭上は雲がなくても地平線に雲があって見えないことがあります。朝の降水確率が10%だと、日の出が見えるかは微妙なところ」

ただし、ヤマグチさんが言うには、地平線に薄い雲がかかっていると、昇ってきた太陽の光が弱まり、その輪郭までがくっきり見えることもあるそうなので元旦の天気予報を横目で見ながら備えてほしい。

6時20分、日の出時刻まであと25分。表参道の遥か向こうの空が明るくなってきている。「この陽が出る前に空が明るくなる状態を『薄明』といいます。この時間帯の空の色もかなり綺麗ですよね」

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日の出ファン御用達アプリ「サン・サーベイヤー(Sun Surveyor)」で、日の出の方角をチェックするヤマグチさん。薄明が美しい……

日の出時刻の6時45分、すでに水平線の向こうから陽は昇っているが林立するビルに隠れているため、少し待たなければならない。

そして、日の出時刻から遅れること約8分。ついに、表参道の遥かかなたのビルの間から、まばゆいばかりの光が差し込んできた! その光に照らされた朝の原宿が黄金色に輝く。

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表参道の延長上に昇る朝日。日の出には、見る人の心を打つものがある

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いい1枚を撮ることができて、満足げな表情のヤマグチさん

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愛車と日の出。とても相性がいい!

ヤマグチさんの協力を得て、また天気にも恵まれ、見事な表参道から眺める日の出を堪能することができた。

さて、ここからはヤマグチさんがこれまでに見てきた日の出のなかでも、自転車乗り向きのスポットを紹介していく。なかには、元旦のみ見ることができるスポットも紹介しており、それぞれに特徴があるので、初日の出ライドの際の参考にしていただきたい!

都内ホテルで朝食と初日の出のマリアージュ

都内には、ホテルのレストランで朝食を楽しみながら初日の出を楽しめる場所がある。もちろん、初日の出を見るにはいくつかの条件がある。

「日の出の時刻にレストランがオープンしていること、レストランが上階にあること、それから日の出の方角の景色が見えることです。それを満たすのは、僕の調べでは次の2つでした」

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新宿にある小田急ホテルセンチュリーサザンタワー20階の「レストラン トライベックス」からの眺め
写真提供:東京日の出研究所

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六本木のザ・リッツ・カールトン東京の45階にある「モダンビストロ タワーズ」からの眺め
写真提供:東京日の出研究所

初日の出もやっぱり荒川サイクリングロードで見たい!

多くの自転車乗りに愛されている荒川サイクリンロード、通称荒サイ。初日の出こそ走りなれた荒サイで拝みたいという人もいるはず。そこで、ヤマグチさんに調べてもらったところ、角度的に荒川の水面から陽が昇るのを見るならば、鹿浜橋がよさそうとのこと。
もちろん、荒サイを走りながらでも場所によって、川から昇る初日の出を拝むことはできるはず。

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この写真は春先に扇大橋から撮影された1枚。元旦の鹿浜橋からはまた違った、美しい朝焼けが見えることだろう
写真提供:東京日の出研究所

入れるのは元旦だけ! “限定”の初日の出を味わおう

「元旦にのみ入場が許されるスポットというのがあります。スカイツリーや東京タワーもそうですが、人気があり入場のためのハードルが高いので自転車向きとは言えません。他にもサンシャイン、テレコムセンター、都庁、六本木ヒルズも元旦限定で入場できますが、せっかく自転車で行くのであればオススメしたいのが、レインボーブリッジと東京ゲートブリッジです。特にゲートブリッジは、普段は日の出の時間は開場していませんが、元日のみ午前6時から徒歩で通行することができます。歩道上は風が強く吹くので、しっかりと防寒対策したほうがいいでしょう」

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2012年に開通した通称「恐竜橋」と呼ばれる東京ゲートブリッジからの初日の出
写真提供:東京日の出研究所

ご利益ありそう!? 正月らしさを色濃く味わう

初日の出を見ようと、早朝から頑張るわけだから、どうせなら縁起物と絡めた日の出が見たいという人にオススメなのが、富士山を眺めながらではなく、富士山から日の出を眺められる品川富士・富士塚の日の出と、鳥居の真ん中に昇る太陽を見ることができる羽田平和の大鳥居だ。

自転車で行くならココ! 『東京日の出研究所』presents「都内の初日の出」スポット
品川神社内にある富士塚が品川富士。“山頂”は狭く数名しか登れない。元旦は混雑するかもしれない
写真提供:東京日の出研究所

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鳥居の真ん中から陽が昇る。これはご利益がありそうだ
写真提供:東京日の出研究所

番外編 横浜方面で漕ぎ疲れたら、足湯で初日の出

東京ではないが、コースナビでも行った横浜にもいいスポットがある。

「横浜のみなとみらいにある温泉施設・万葉倶楽部には屋上に足湯があります。自転車で疲れた足をお湯に浸しながら、海から上がる初日の出を見たら最高ですよね」

自転車で行くならココ! 『東京日の出研究所』presents「都内の初日の出」スポット
7階建ての建物の屋上にある足湯。くつろぎの初日の出

初日の出もシチュエーションによって、こんなにもバリエーションがあるんですね。来年こそは、自転車でもっと遠くへ行こうとか、たくさん走ろうといった思いを胸に2016年の元旦には初日の出ライドをしてみてはいかがでしょうか?